Pain de Randonnée

なるべく近い産地の素材を使って
全粒粉100%のパン・ライ麦全粒粉のパン
登山携行食「山のおとも」
グラノーラ「Soy Granola」
などを作っています。

パンのこだわり

パンは発酵食品。
グルテンは本来消化しにくいもの。
私自身、グルテンがちょっと苦手です。胃がもたれたり、極度の倦怠感を感じたり、便秘になったり…
 小麦の外皮についた酵母菌や乳酸菌を培養したルヴァン種をパン種として使用することで、乳酸菌がグルテンを消化しやすく分解してくれます。発酵に時間が必要なのは、この分解のためです。

種からパンになるまで3日かけてゆっくりゆっくり作っています。

カンパーニュの日持ち

ルヴァン種を使ったパンは焼いてから数日置いた方がおいしく感じます。私は2週間以上経ったものが好みです。乳酸菌によって生み出された酸が旨味に変わるようです。

酸によって腐敗がしにくいため、冬場は常温でも一カ月くらい日持ちがします。
夏場は冷蔵庫や野菜庫で保管ください。水分がつくとカビが生えやすいので、塊のまま紙などで包み、乾燥防止のためビニールにいれて保存するのが良いと思います

カンパーニュの食べ方

薄くスライスし、お好みによってトースターやフライパン、グリルなどで焼いてお召し上がりください。もちもちと柔らかいほうがお好みでしたら、霧吹きで水を振ってから焼いたり、蒸してもおいしいです。

バターやジャムと一緒に、スープにひたして、パテやハムなどとともに。
案外、味噌汁や漬物、きんぴらごぼうなどの和食との相性も良いように感じます。

素材のこだわり

古くから北海道有数のお米の産地として知られる北海道の真ん中あたりですが、実は小麦の産地でもあります。近郊の美瑛町は丘陵状の小麦畑が美しい景観を作っています。

素材選びは
・知っている人が作っている
・なるべく近くで生産・加工されている
ということを優先しています。

地元で生産された粉で作ったパン。この地域らしい何かが表現できたらいいなと思っています。

名前(パンドゥランドネ)の由来
パンドゥランドネ…フランス語で「ハイキングのパン」という意味です。

パン職人として歩んでいこうと決めたのですが、どうしても”山”につながる言葉を入れたかったのです。
と言うのも、大雪山が好きでここ旭川で暮らしているから。

毎日食べてほしい食事パンを提供していますが、将来は地元の小麦で焼いたパンと地元野菜のスープを。大雪山を目的に訪れた旅人に提供出来たらなと夢見ています。

パン屋として大切にしたいこと

今年息子が小学校に入学しました。
まだまだ甘えん坊ですが、自分でできることも増えて、ずいぶんと手がかからなくなりました。

それでも、いろんな経験をさせてあげたいと思いますし、私自身もまだまだ家族と同じリズムで暮らすことを大事にしたいと考えています。
販売日がすごく限られてしまうこと、申し訳なく思っています。

今は小さいパン屋だからこそできること、大事にしていこうと思っています。

山のおとも(登山用携行食)

旭川は北海道最高峰の旭岳をはじめとする表大雪山系や十勝連峰へのアクセスが良好で、山岳観光の中心となる街です。
また、大雪山の伏流水の恩恵を受けて多くの作物が生産されています。
観光で訪れた方に、地元の素材で作られた携行食を食べていただきたい。そんな思いで開発をしました。
層雲峡ホステルさんと共同開発です。
https://www.sounkyo-hostel.com/

パン・グラノーラ・山のおとも